強酸性の温泉で出来る温泉沈殿物の一種で、台湾の北投温泉(ぺいとうおんせん)で最初に発見されたためその名が付きました。日本では玉川温泉が唯一の産地であり、昭和27年に特別天然記念物に指定されたため、現在は採取することができない貴重な鉱石です。
北投石の最大の特徴は、ウラン系列のラジウムを含み、常に微量の放射線を発していることにあります。ウラン系列の北投石は、ラドン222を放射するため、他のラドン温泉に比べると放射線ホルミシス効果が高く、多くの難病患者の治療に効果をもたらしてきたと言われています。